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事務局ブログ/栃木県立博物館が話題になりました。

ごきげんようジムカタです。

先日、栃木県立博物館がSNS上で話題になったとの記事が新聞に掲載されていました(『県立博物館 ツイート閲覧爆伸び』2023年4月7日付朝日新聞朝刊)。

館内で行われた人気映画(刀を擬人化したオンラインゲームが舞台やアニメになっていたものの実写版)のロケについてのツイートが、突如として80万を超える閲覧数を記録したとのこと。この反応は通常の数十倍だそうですから、さぞや博物館関係者は驚いたことでしょう。

映画やアニメ、ゲームの影響力は本当に凄いですね。

ちなみに私、その約1週間前に同館テーマ展『絵の中に集まる愛すべきおじさんたち』を鑑賞。親しみやすいテーマと分かりやすい解説で館所蔵の古い絵画に光を当てた、大変興味深い内容でした。こちらもテレビ等に取り上げられてはいたようですが・・。

 

栃木県立博物館は当事務所の比較的近くにありますが、閉館時間は17時のため、私は土日祝日に伺っています(当事務所営業時間も17時まで)。人文・自然分野の様々な展示やその他、その時々の味わい方があり、何度行っても楽しめます。追々このブログで紹介していくかもしれませんので、その際はどうぞお付き合い下さい。

 

弁護士ブログ/有機農業の将来性について

1 皆さんは、有機農業という言葉を聞いたことがありますか?化学的に合成された農薬と肥料を原則的に使わず、作物を育てる農法のことです。

2021年、セイロン茶で有名なスリランカは国内全土で有機農業を打ち出し実行したために、コメや紅茶の収穫量が激減しコメは自給すらできなくなり国家的危機を招いたのです。

一方で、わが国の農水省も「みどり戦略」と称し、2050年までに化学農薬の使用量50%減、化学肥料の使用量30%減、有機農業の面積を農地全体の25%に」という政策を掲げています。有機農業は、スリランカの例でもわかるとおり除草剤や殺虫剤を使えないため収量や品質の維持が困難で生産性は低いのです。過度な有機農業への傾斜は、先進地である欧州ですら懸念されているのです。

2 わが国の有機農業の耕作面積が、現在、0.6 %(2020年)の低率にとどまっているのにはそれなりの理由があります。つまり、有機農業で経営を成り立たせることがかなり難しいという実態があるのです。確かに、新規就農者が有機農業を手掛ける割合は増えているようですが、有機農業を指導できる人材は限られていること、新規就農する際には農地や機械、設備など初期費用がかかるなど、経営を軌道に乗せることは相当にハードルが高いようです。

3 有機農業への関心は、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』や有吉佐和子の『複合汚染』によって急速に高まったようです。確かに、環境保護やSDGsは重要な理念であることは否定しません。しかし、環境と調和のとれた食料システムを確立することはそんな簡単な課題ではないのです。ドローンを用いた農薬散布術、AIなどを活用した病害虫の早期検出技術、除草ロボットの普及、AIの活用といった「スマート農業技術」に過度の期待をすることも危険です。

 

「誰が農業を殺すのか」(窪田新之助、山口亮子著、新潮新書)を読んで、改めて農業の将来の厳しさを実感した次第です。

 

事務局ブログ/桜並木ライトアップ

今年の桜の開花も早かったですね。

東京では3月14日に開花、22日には満開になったとのニュースを聞いたときは驚きました。

 

北関東である宇都宮の開花日は3月20日。例年よりも10日ほど早い開花のようです。

 

「美しすぎる桜並木」と呼ばれている鹿沼のさつき大通りの桜もほぼ満開。

知る人も多いと思いますが、鹿沼市西茂呂にあるこの通りには直線で2.3㎞、約330本のソメイヨシノが道の両脇に植えられており、夜間は1.3㎞ほどライトアップされています。

 

先週の金曜の夜に桜を見ながら通りを歩いたばかりなのですが、実は昨日も気になって仕事の帰りに寄り道してしまいました。

 

ライトアップされた桜は満開になると白いふわふわの雪のように見え、幻想的な景色に魅了されます。

 

満開の後には、花びらが風に舞い散る桜吹雪も見どころです。

 

今週も回り道をしながら帰ろうと思います。

弁護士ブログ/華厳滝など

先日、ふと思い立って華厳滝を見に行ってきました。

観光地に出向くのは、3年ぶりくらいかもしれません。

 

宇都宮から日光宇都宮道路で清滝ICまで、さらにいろは坂を上りました。

3月とはいえ、標高1200mを越えるだけあり、まだ冬の陽気です。宇都宮の気温の感覚でうっかり防寒着を忘れてしまい、途中明智平展望台に立ち寄ったあたりで、少し失敗したかなと感じました。木陰などには、少し雪が融け残っています。

ここからは、男体山を見上げることができました。中禅寺湖から立ち上がる美しい姿とは風情が異なり、ごつごつとした印象の地形と、土砂崩れを防止するための土木工事が目につきます。一歩間違えれば災害を引き起こす自然と、これになんとか対峙して防いでいこうとする懸命な努力も、人と山の付き合いの一面と言えるでしょう。

 

華厳滝は、97mの落差による滝本体も見どころですが、流水の浸食による渓谷の風景もまた、見どころです。観瀑台は渓谷内に設置されており、これだけの広さを水の力が削り切ったのかと思うと、圧倒されます。

 

季節がらもあるのでしょうが、エレベータの待ち時間も短く、駐車場もそれほど混んではいないように感じました。

とはいえ、外国からの観光客らしき人も多く見受けられました。ここのところ、観光地には厳しい時節が続いていましたが、県民としては今後また、日光などを多くの人が訪れ、本県を楽しんで帰ってもらえればと思います。

 

事務局ブログ/月釜茶会-宇都宮城址公園内清明館にて-

ごきげんようジムカタです。

つい先日の日曜、宇都宮城址公園へ出かけました。例年この季節は河津桜が綺麗だと、地元民の間では評判です。暖かな日が続いていましたので、すっかり満開となった河津桜を観ることが出来ました。

が、それにも増して私のお目当ては、公園内にある清明館和室でのお茶会。

基本的に毎月第2日曜、宇都宮茶華道協会加盟流派の先生方が持ち回りでお席をお持ちになっているそうです。ちなみに今月の流派は表千家でしたが、毎回異なる流派のお点前やお道具、季節のお菓子を楽しむことが出来る貴重な場です。

と言ってもいわゆる大寄せの、とても気軽なお茶席。当日1枚500円の茶券を購入すれば、お茶の心得が全くない方でも参加することが可能です。日本語の通じない外国籍の方や、小さなお子さんが入る場合もありますが、皆様なごやかな雰囲気で楽しんでいます。

城址公園や河津桜の存在は知られていても、この月釜茶会は地元宇都宮市民にもあまり知られていない様子で、何とももったいない。少しでも多くの方に知って頂き、気軽に参加して頂ければと、お茶好き・和文化好きの一市民として願わずにはいられません。

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