第6回『企業のリスク管理法律講座』
日時:令和7年1月30日(木)午後2時~午後4時
会場:宇都宮市文化会館 4F第3会議室
お問合せ・お申込みは当事務所宛てご連絡下さい。
第6回『企業のリスク管理法律講座』
日時:令和7年1月30日(木)午後2時~午後4時
会場:宇都宮市文化会館 4F第3会議室
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新年を迎え、早くも一週間が過ぎようとしています。寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
このお正月には、99歳になる夫の祖母と過ごす時間が多くありました。大正、昭和、平成、令和と、四つの時代を生き抜いてきた祖母の話はどれも貴重なものでした。モノクロの写真を眺めながら昔話をする夫の祖母が、今は亡き自分の祖母と重なる部分もあり懐かしさを感じることもありました。
予期せぬ事態が次々に起きる現代ではありますが、様々な経験を通して自分自身も成長し、後世に伝えていけるようになりたいと思います。
さて、今年初の画像は地元の御殿山球場から見た初日の出です。
お天気にも恵まれ、美しい初日の出を拝むことができました。
当事務所のブログをお読みくださる皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
弁護士法人高木光春法律事務所です。
当事務所は下記の期間を冬期休暇とさせて頂きます。
当該期間中に頂いたメールやお電話(留守番電話へのメッセージ)には、新年1月6日(月)以降に順次返信いたしますのでご了承ください。
<冬期休暇期間>
令和6年12月30日(月)から令和7年1月3日(金)まで
※土日祝日は通常通り休日となります。
今月に入り、紀州のドン・ファン事件(12日)、猪苗代湖ボート事故控訴審(16日)、滋賀医大生が被告人となった性的暴行事件の控訴審(18日)と、無罪判決が相次いでいます。
特に紀州のドン・ファン事件は一審判決のため、検察側が控訴するかが注目されています。
日本では原則として三審制が取られており、検察、被告人いずれも、控訴、上告を行うことで、三段階の裁判所の判断を受けることができるようになっています。
ですが、このシステムは国によっては必ずしも当然ではありません。
アメリカを含む、イギリスの法律の影響の強い国では、原則として検察側の控訴や上告が許されていません。「二重の危険」の禁止と言われており、検察側は基本的に一発勝負です。
実は、日本でも同様のルールが定められているという考え方があり、実際に裁判で争われたこともあります。
このルールはアメリカでは憲法修正5条において定められており、
nor shall any person be subject for the same offence to be twice put in jeopardy of life or limb |
何人も、同一の犯罪について、重ねて生命及び身体の危険にさらされることはない |
と記載されています。
一方、アメリカ人が中心となって起草された日本国憲法尾のGHQ草案37条は、これをよりシンプルにして
No person shall be twice placed in jeopardy for the same offense. |
と規定しています。もとの修正5条にあった” life or limb(生命または身体)という表現を削り、限定なく二重の危険を禁止した条文となっています。罰金のような財産刑について例外を許さないことを目的とした修正でしょうか。
これが日本国憲法39条になると以下のような記載になります
同一の犯罪について、重ねて刑事上の責任を問はれない。 |
このように、作られた経緯をたどっていくと、日本国憲法第39条は、アメリカ合衆国憲法修正5条をもとにしたものであるようにも見えます。
しかしながら、日本の最高裁は昭和25年、この条文について、「訴訟手続の開始から終末 に至るまでの一つの継続的状態と見る」と述べて検察側の上訴を認め(一部の裁判官はもう少し詳しく、日本国憲法とアメリカ合衆国憲法で表現や前後関係が異なることも指摘しています。)、実務として定着しています。
弁護人を担当する側としては、ようやく無罪判決を受けた被告人について、控訴や上告によってさらに長期間不安定な状況に置き続けることは酷でもありますし、憲法39条検察側控訴を原則として禁止した「二重の危険」の禁止を定めた条文として扱ってもらいたいとは思います。とはいえ、長らく定着した憲法運用でもあり、なかなか今後変わっていくことは難しいかもしれません。
ごきげんようジムカタです。気が付けば12月も半ば、皆さま年末に向けてお忙しい日々をお過ごしでしょうか。
私はと言えば、今年は12月以前より公私ともに何かと用事が増えはじめました。
特に私的なことでは、地元の出身高校同窓会からの懐かしい面々との再会や、念願の趣味イベント主催に関連した方々との新たな出会いなどで人的交流が増加、それに伴い用事も増えている次第です。
私的なことですし何事もまずは自分が楽しむというスタンスでおりますが、関わった方が私と同等かそれ以上にその場を楽しむ姿を見ると、こちらも更に楽しくなり、これからもっと良い機会を作りたくなります。気負いが減り、気楽に人との交流を楽しめることは、年齢を重ねる良さの一つですね。
そんな折のつい先日、真岡市民会館でのOSK日本歌劇団による『レビュー』を観てまいりました。OSK日本歌劇団は宝塚歌劇団・松竹歌劇団(SKD)と並ぶ日本の三大少女歌劇団のうちの一つ。今までどれにも出会いがなかった私ですが、今回知人からのお誘いで好奇心が喚起され、ドライブついでに気楽に行ってみよう、と人生初の鑑賞機会となったのです。
そんな私にとって初めて見るレビュー、それはそれは非日常の華やかな世界!観ているうちにどんどん引き込まれていく、大変魅力的な素晴らしいものでした。真岡市出身の主役の方が真岡市アンバサダーを務めている関係で、何度目かの地元真岡市公演とのこと。またぜひ来年の公演も期待しています。
彼女たちの笑顔と素晴らしいパフォーマンスが観客に元気を届け、そしてまた観客の笑顔や応援が彼女たちの原動力になるという素敵な好循環。年末年始を控えたこの時期に、とても豊かな気持ちになれた良き日でした。