弁護士ブログ/3月11日

昨日で東日本大震災から13年を迎え、新聞やTVでも関連する話題が多く流れています。

栃木県内でも、家屋などに被害を受けた方は多いのではないでしょうか。

私は震災があった当時は、大学卒業直前で、一度栃木県に帰ってきていました。

地震の時は外出先におり、実家に祖父と、車椅子の祖母が2人きりだったので、とりあえず家に帰ることにしました。電気が切れて灰色になった信号の交差点を、交通整理もなく、譲り合いながら通ったことを今でも覚えています。

結局、実家の被害は瓦が落ちて食器棚が壊れたくらいで、祖父は「俺がバアちゃんを守ったんだ」と自慢げにしていました。

 

一方で、伝え聞くニュースでは、地震で生活がめちゃくちゃになってしまった人の話も流れていました。

私はその後、法科大学院に進学し、現在に至るわけですが、大学などはちょうど学費を支払う直前の震災でしたから、東北の被災地では進学などに悩んだ方も多いのではないでしょうか。

給付行政の対応で弁護士に頼ることは少ないかもしれませんが、実は被災者支援に活躍する弁護士もいます。

私自身、必ずしも震災に関連する相談というわけではありませんが、弁護士登録した当初は、法テラスの震災法律援助による法律相談の分担を受けていました。

日本は地震の多い国ですから、今後弁護士を続けていくうちには、また栃木県を被災地域とする震災が訪れることもあるでしょう。

その際は、法律分野で被災者を支援する活動ができればと思います。


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