弁護士ブログ/裁判の変化

あまり知られていないかもしれませんが、先月裁判手続きの変更がありました。

これまで、裁判を起こす際は、訴状を紙で準備し、収入印紙を貼り付けて、裁判所まで持っていくか、郵送する制度でした。

しかしながら、今後は弁護士が地方裁判所や簡易裁判所に訴訟を提起する場合、オンライン上での申し立てが義務付けられる事になります。

 

何よりありがたいのは、郵便事故や到着遅延の不安がないという事です。申し立てができているかどうかも、オンライン上で確認する事ができます。

一方で、利便性という面では疑問符もあります。一部の資料は結局紙で用意する必要がありますので、裁判所に持参するか郵送する手間はあまり軽減されていません。

また、裁判所のWeb会議システムとの連携もされていない事も気になる点です。

 

使い勝手に不満はないではありませんが、導入直後のシステムなので、今後徐々に改善がなされていくのでしょう。今後検討されている内容には、これまで原告が収集・提出していた戸籍等の記録を裁判所を通じて取得することも含まれており、依頼者の方の負担軽減も期待されます。

 

様々な分野で電子化は避けては通れない問題かと思います。使いやすく、当事者の利益になる制度が完成することを期待するばかりです。


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