弁護士ブログ/交流会に参加して

先週末は、茨城県の筑波で弁護士会の交流会があり、参加してきました。

他県といっても栃木県境に近い地域で、北関東自動車道も使えますので、車で1時間程度の距離です。今回は予定が終わり次第取って返す訪問でしたが、機会があれば観光旅行にも行ってみたいところです。

 

交流会では、茨城県内の外国人を取り巻く状況についての講演や、意見交換がありました。

茨城県は、お馴染みのとちぎ海浜自然の家など海に面していることから、港湾や空港により海外に開けています。このためか、在住外国人の人口は、栃木県の倍近く、10万人を超えます。

一方で、ベトナムや中国からの来日が多く、技能実習や特定技能の在留資格を持つ外国人の増加などの傾向は、本件とも共通するところです。

課題として特に言語障壁の問題が取り上げられ、多言語での情報発信や、外国人住民に対する日本語教育の確保についてお話がありました。

現場の支援者の方からは、主に外国人の児童生徒の支援についてのお話があり、教育支援に加え、進路支援についても現状を知ることができました。

また、技能実習を前提とした雇用によって生じたトラブルについてのお話もありました。就労系の在留資格の中でも特殊な内容であり、特に注意が必要と感じました。

 

私自身ご依頼を受けたこともありますが、日本の学校で教育を受けた、言語障壁もクリアした外国籍の方々が、在留資格の知識不足で就職活動に難儀してしまう場合もあります。

次回の当事務所のセミナーでは、これらの問題も踏まえて、使用者の視点から、外国籍の方を雇用する際の基礎知識についてご紹介することを予定しています。ご興味のある方はぜひご参加いただけますと幸いです。

 


  お問い合わせ

  お電話